フットケアコラム

高齢者と巻き爪|巻き爪の原因から高齢者の方へおすすめのケアをご紹介


はじめに

 
 近年では『高齢者こそ運動をしましょう!』『一日8000歩、歩きましょう!』など
の謳い文句をよく目にする機会が増えています。カラダを動かすことは肉体的にも精神的
にもとても大切なことです。年を重ねても好きな時に好きな場所に出かけることが出来る
のは本当に幸せな事です。
 たかが爪、ほっといても大した事ないと放置してしまう方が大多数です。爪だけでも全
国で20代~60代の男女で20%の方が爪に困ったことがあるデータがあり、高齢になると
80%も爪に困っているのが現状です。
 ご自身で切れない、家族も怖くて切ってあげれない、皮膚科に断られてしまったなど、
爪切り難民が急増しています。

高齢者巻き爪を放置すると大変な事をご説明

 コロナ禍が収束し気兼ねなく外出が出来るようになった頃から、高齢者の方からの巻爪
補正のご依頼がとても増えました。その理由としては、爪が巻いていることに気づかずに
急な運動やウォーキングを行ってしまったためです。普段から爪の観察はすることがなく
、巻き爪自体の知識がない為、自分が巻き爪とは分からなかったようです。
 お話をお聞きするとコロナ禍でしばらく外出などを控えてお暮らしになっていたから、

以前のような生活に戻すために体力から付けようと足を踏ん張るような体操、靴を履いた
ウォーキング時に指先に痛みが走ったとのこと。その痛みにより、前の生活に戻ってしま
ったようです。何をするのも面倒で一日中座っていることが多くなったところで、やはり
足腰が弱ってきたと感じて、一念発起し家にある運動器具を使おうとした所、足先に激痛
が走って、確認すると出血していた。爪の周りが赤く腫れて、靴を履くと痛みが治まらな
いと大変な思いをされ、歩くのも困難になってしましました。

 爪からの合併症も留意しなければ危険な場合もあります。特に糖尿病患者の巻き爪が危
険な理由は爪が皮膚に食い込んで傷がつくと、そこから細菌に感染して化膿や炎症を起こ
しやすくなるからです。
 他にも爪白癬の菌から『蜂窩織炎(ほうかしきえん)』で足全体が腫れて入院を余儀なく
されたなど、よく話に聞きます。爪だけではなく、その先の危険性も多分に孕んでいる重
要性を、たかが爪などと軽視してはいけないことを知ってもらいたです。

高齢者における巻き爪の原因


 では、なぜ『巻き爪』になってしまうのでしょうか?
 元来、爪は丸くなる性質をしています。歩いたり、踏ん張ったり、物を掴んだりするこ
とによる外的な圧力で、爪は平らに保たれています。
 歩行や運動をしなくなれば自然と爪は丸くなってしまいます。怪我などで片足をかばっ
た歩き方をしてただけでも巻き爪になってしまいます。
 高齢になると身体全体の乾燥が顕著になり、爪も乾燥で柔軟性が失われ、巻きやすくな
る要因の一つです。爪も保湿するなど一般的には知られてなかったり、爪切りでの爪の正
しい形も守らないなど、要因はたくさんあります。
 特に女性に多い原因の一つは昔、ヒールの高い靴を履いていたことが挙げられます。先
が細く、窮屈で体重が掛かりやすい形状なので歩くたびに爪が押され、巻いてしまいます

 高齢者の方ではコロナ禍の行動制限により外出の機会が減ってしまい、活動量が激減し
、歩かなくなってしまう事が巻き爪になる一番の要因だと思います。『高齢者の方が足が
痛いから今日は歩かない』とおっしゃる言葉には危険が含まれており、最初はご自身の判
断で歩かない、それがいつしか歩けないに変わってしまうからです。私たちはこのような
状態になることが高齢者の方が抱える最大の爪の問題であると思ってます。

高齢者の巻き爪の予防方法

 まず第一に自身の足の状態を把握すること!
 爪は巻いてないか?
 乾燥はしていないか?
 傷はできていないか?
 爪は伸びすぎていないか?
 爪の変色あるか? 黄ばみ、白い、黒いなど
 足裏にタコや魚の目は出来ていないか?
 水虫はないか?

 適切な爪のケアは正しい爪切りをしましょう。
 深爪は絶対にしない。長さは白い部分を1~2mm、足指の肉の高さと同じにする。形は
丸くしないで四角くカットする。

爪の切り方

 健康的な足を保つには観察と正しい爪切りと保湿は欠かさないことです。そして、適度
な運動です。親指から踏み出すように意識して歩くことが一番望ましいです。室内でした
ら足指を鍛える運動をしましょう。グー・チョキ・パーやタオル使ってクシュクシュと掻
き込む動作が効果的です。

 靴選びはひも靴を選び、靴の中で足が遊ばないよう紐でしっかりと結んで履くこと。つ
ま先は少し余裕をもって当たらないサイズが大切です。偏平足や外反母趾の方はインソー
ル(中敷き)などを入れて、足への負担を減らす工夫をするのも大事です。選ぶ事が難しい
場合は、無料足裏測定などを行っている店舗で測定をし相談してみる。

<巻爪にならないための五か条>

 ・入浴前後、運動前後、普段から足爪をチェック
 ・正しい爪切り
 ・乾燥をしないように爪にもクリームなどで保湿をしましょう
 ・靴は自分に合ったものを選びましょう
 ・適度な運動

高齢者におけるレベル別の巻き爪ケア方法

<巻爪の初期段階になってしまったら>

 まずは炎症や痛み・出血・化膿・爪水虫などがないか確認をしましょう。
 このような症状がある場合は一度、皮膚科を受診していただき病状を診断して、処置し
てもらい、症状が治まってから巻爪補正店でケアを受けることをおすすめいたします。ド
ラックストアやネットでのセルフケア商品(巻爪ロボット・クリップ・巻き爪テープなど
)もたくさんありますが安全面や持続期間を考慮すると、やはり専門店が良いと思います

 ひとつ留意していただきたい事は皮膚科形や成外科でも巻爪補正を行っている病院もあ
りますが巻爪補正や爪切りは医療行為ではないので医療保険が適用されません。実費にな
ります。

<このレベルの巻き爪の方はセルフケアではなく専門店でのケアを>
 
 巻爪にも軽度・中度・重度があり、巻き具合によって判断されます。

 必ずしも重度の巻爪が一番痛みがでるとは限りません。意外に思うかもしれませんが、
軽度の巻き始めの段階が痛みを感じやすくなっています。とは言っても見た目や痛みも軽
度なので爪を深く切ることで簡単に痛みはなくなる場合が多く、そのためまた痛みが出た
ら深爪にするという行為を繰り返してしまい、そのうちに爪の巻きがどんどん強くなり軽
度から中度の巻爪のなり、最終的には重度の巻爪になってしまいます。補正を行う時期と
して靴を履いて足先に違和感や軽い痛みがある軽度の時期が理想です。補正期間も短くな
りますし、補正にかかる費用も抑えられます。なによりも炎症や出血がおこり病院へ受診
する事態を防ぐことができます。高齢者の方は持病をお持ちの方が多く糖尿病や透析を受
けられている方は巻爪になりやすく、足先の血流もあまりよくありませんので足のケガに
は注意を払わなくてはなりません。巻いている爪で皮膚を圧迫していたことにより足先の
血流が悪くなり冷えや浮腫みも出てきてしまいます。早期に巻爪補正を行っていただき痛
みのない生活を送っていただきたいと思います。
 巻爪補正をしたお客様からは『足が攣らなくなった』や『浮腫みが少なくなった』『歩
くのがこんなに楽になるもの?』などの嬉しいお声をたくさんいただいております。
 歩ける爪を育てる!そのための手段として巻き爪補正があります。

歩きづらい場合の訪問ケアの勧め

訪問ケアの良い所
 痛みがあると靴を履くだけでも億劫になり、歩き出しても踏み込む毎に痛むことで外出
が憂鬱になってしまいます。
 『痛みが出てしまった』『筋力低下で出かけられない』こんな時こそ家に居ながらケア
を受けていただくことをおすすめします。歩いて数分で皮膚科があるなんてことは、なか
なかないかと思います。電車やバスを利用して、片道30分は掛けて受診に行かれることが
多いのではないでしょうか。着いても20~60分も待たされるなんてことも、よく聞かれま
す。往復の時間と病院の待機で一日がかりの外出で疲れきってしまいますよね。

ですが、訪問してもらえるのであれば、お客様の希望に沿った日時でお伺いしますので、
家でくつろいで待っていただくだけで、労力を使わずに住み慣れた我が家でリラックスし
て、施術を受けていただけます。
 訪問費が掛かりますが、電車バスやタクシーを駆使した場合より安く済む可能性もあり
ます。
 出かける時の忘れ物の心配も出先での転倒リスクなども考えなくて済みますね。

訪問ケアの注意点
 訪問の際、初回ではカウンセリングを行い、巻き具合や痛みの箇所などを見ます。準備
や施術を含み、30~60分の時間をみていただきます。長時間で疲れないように背もたれの
ある椅子やソファで楽な姿勢で施術を受けていただくことが望まれます。
 

88Realizerの訪問ケアが安心できる所

 様々な症例を施術してきた爪のプロがお伺いしますので、お困りごとを解決し一緒に爪
を育てて、痛みのない生活のお手伝いをします。カウンセリングやアドバイスもできます
し、質問もお答えして不安も解消します。
 スタッフは介護に従事していたので、高齢者様の身体や既往歴などを考慮して、その人
に合わせた対応も心掛けてますので、認知症の方や寝たきりでのベッド上や車椅子上での
施術も安心してケアを受けていただけます。
 皮膚科との連携もありますので、弊社でケアを受けれない場合はクリニックをご紹介で
きます。出血、炎症、化膿などがある場合ですと、まずはクリニックで診ていただいて、
治ってからの補正になります。

お客様の声

 80代女性
 『長年、巻き爪に悩まされて整形外科で爪を剥がされたこともありました。説明もなく
、いきなり剥がされたので、帰りは歩くこともできずに大変な思いをした。』
 『剥がされて痛い思いをしたのに、生えてきた爪はまた巻いてしまった。』『もう病院
に行くのが怖くなりました』
 長年、悩まれてましたが、弊社の巻き爪補正を受けていただき、一回で爪が平らになり
、皮膚に食い込まなくなって痛みが無くなりました。痛いことをされるのかと不安と緊張
で怖い思いをされてましたが、痛みもなく短時間で施術も終わり、効果が現れた時は『こ
こをもっと早く知れれば良かった』と仰られてました。

 80代男性 

 『出血でまともに歩けなくなった』『気が付いたら、ここまで巻いてきていて、爪が食
い込んで、自分では切れなくなった』
 出血と化膿は皮膚科で診て処方された薬を塗布して経過が良くなってからの補正を行い
ました。
 『巻き爪なんて自分がなるなんて思わなかった』『補正で平らなになった爪でまた運動
が再開できるから、頑張れる』
 痛みから開放され、前向きな姿勢が窺えるようになりました。

まとめ

 巻き爪は年齢に関係なく、悩まされている方は大勢います。若い方なら、ご自身で解決
の糸口が見出せますが、高齢になるとその解決が困難になってきます。
 たかが爪とは思わずにいつもと違うなど違和感を感じたら、まずは皮膚科に受診して原
因を知ることです。
 巻き爪と診断された時や、ご自身で巻き爪と把握しているのであれば、弊社のような『
巻き爪専門店』にお気軽にご連絡ください。